政府は1月15日夕方の臨時閣議で、緊急経済対策を中心とした2012年度補正予算案を決定した。「復興・防災対策」「成長による富の創出」「暮らしの安心・地域活性化」の3分野を重点テーマに、公共事業を柱とした経済対策を盛り込み、国費約13兆円の大型補正となった。住宅に関連するものでは、木材利用ポイントとして410億円、住宅・建築物の省エネ改修支援として50億円、地方公共団体が行う防災・安全対策に使える一括交付金として、住宅の耐震化や密集市街地の防災性の向上などを支援する「防災・安全交付金」(仮称)5498億円などを計上。政府は今月末にも召集予定の通常国会に提出し、2月中旬の成立を目指す。