工務店が知っておくべき2024年の変化のなかから、住宅業界の変化を11ピックアップして解説する。2023年はインフレ・物価高のなかで消費の二極化が進んだが、2024年は賃上げがインフレをどこまで追い抜くかがポイントになる。今回は住宅業界とあわせて30の変化を解説したが、自社の追い風にできる変化を見つけて欲しい。(文:三浦祐成・新建ハウジング発行人)
木造住宅建築は本来サステナブル
本命 脱炭素に加えてサステナブルが重視される
対向 LCA・エンボディドカーボン評価が住宅業界でも進む
世界が取り組みを加速する「サステナブル社会」=持続可能な社会の実現は、住宅産業にとっても2024年の重要テーマ。住宅も社会インフラであり、未来の環境やひとの健康、美しく豊かな地球を維持していくうえで重要な役割を果たすからだ。
以下にサステナブル社会の実現に向けて住宅産業・工務店が貢献できるテーマをピックアップする。
①気候危機・脱炭素対策
2023年は猛暑日が増え、短時間の大雨も頻繁に発生するなど、極端な気象現象が増加。気候変動の影響を実感した1年だった。
日本でも気候危機対策として2050年のカーボンニュートラルを目指し、住宅分野でも省エネ基準適合義務化など施策化が加速。24年には・・・・・
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