工務店が知っておくべき2024年の変化のなかから、住宅業界の変化を19ピックアップして解説する。2023年は「注文住宅不況」と呼べる1年だった。凸凹はあるものの2024年もこの状況は続く。そのなかでどこにチャンスを見出すべきか、自社にとってのヒントを探してほしい。(文:三浦祐成・新建ハウジング発行人)
企業にムダな業務生む悪法
予測 企業と従業員の負荷が増え、モヤモヤも続く
対応 請求書と領収書の確認徹底、免税事業者対応は継続課題
大きな混乱はないが…
2023年10月からインボイス制度がスタートした。現時点では大きな混乱は見られない。
だが、蓋を開けてみると工務店をはじめ発注側企業の負担が大きく、現時点ではそれを企業が飲み込んで対応しているからだ。
特に、消費税を発注側企業に請求するが、課税事業者にはならず、消費税を納めない選択をする個人事業主も多く、発注側企業とすると26年までは8割控除特例があるものの、モヤモヤ感が大きい。課税事業者になることを前提に個人事業主の手間代やフィーを上げた企業も多いが、それを反故にされたケースも少なくない。
また企業とそこで働く従業員には・・・・・
▼続きは「住宅産業大予測2024」でP44お読みいただけます▼
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