工務店が知っておくべき2024年の変化のなかから、住宅業界の変化を19ピックアップして解説する。2023年は「注文住宅不況」と呼べる1年だった。凸凹はあるものの2024年もこの状況は続く。そのなかでどこにチャンスを見出すべきか、自社にとってのヒントを探してほしい。(文:三浦祐成・新建ハウジング発行人)
悩む工務店の受け皿として存在感
本命 FC・VCから勉強会、業界団体まで多様化&活性化
対抗 ライトな工務店のBtoB事業化が加速
注文住宅不況に悩む工務店の受け皿として存在感を増しているのが住宅ネットワークだ。ここには工務店有志の勉強会から業界団体、FCやVC、建材店等のグリーン化事業グループ、資材メーカーによる工法・資材提供グループまでを含んでいる。[図]にこれら住宅ネットワークの基本機能を整理した。
例えば、工務店勉強会の多くは④の情報・ノウハウ共有とコミュニティ化に特化した活動を行っている。FCやVCは①から⑦まですべてを提供するのが基本形だ。②③をベースに①④⑤⑥をカバーするネットワーク活動を行う資材メーカーも増えてきた。業界団体は④のベースに⑦を、特に政策提言を重視する活動を行っている。
2024年も本書で触れたような変化が続く。単独での対応はもう限界で・・・・・
▼続きは「住宅産業大予測2024」でP43お読みいただけます▼
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