工務店が知っておくべき2024年の変化のなかから、住宅業界の変化を19ピックアップして解説する。2023年は「注文住宅不況」と呼べる1年だった。凸凹はあるものの2024年もこの状況は続く。そのなかでどこにチャンスを見出すべきか、自社にとってのヒントを探してほしい。(文:三浦祐成・新建ハウジング発行人)
リフォームシフトを加速する年
予測 リフォームの商品開発・工務店支援・DXをしたメーカーが伸びる
対抗 「2025年ショック」を追い風にできたメーカーが勝つ
リフォームが新築減をカバー
2023年の建材設備業界は原材料・エネルギー高騰など22年からのコストアップ要因が継続するなか利益減少&価格転嫁を強いられ、また注文住宅不況の影響も受ける厳しい1年だった。
ただし[図左]のようにリフォーム市場は好調で、また先進的窓リノベ事業で断熱窓の需要が伸びるなど、リフォーム関連の建材設備は総じて堅調で、新築減をカバーした。
24年はリフォーム支援
[図右]はリフォームにおける部位別市場規模の比率だ(2020年推計)。これを見ると、「塗装等・その他」=外壁・屋根塗装等が42.9%を占め、大規模リフォームより市場が大きい。この市場はリフォーム専業店・外装専門店がシェアを取っており、工務店はスルーされているか、あえて受注していないケースが多い。だが・・・・・
▼続きは「住宅産業大予測2024」でP42お読みいただけます▼
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