工務店が知っておくべき2024年の変化のなかから、住宅業界の変化を19ピックアップして解説する。2023年は「注文住宅不況」と呼べる1年だった。凸凹はあるものの2024年もこの状況は続く。そのなかでどこにチャンスを見出すべきか、自社にとってのヒントを探してほしい。(文:三浦祐成・新建ハウジング発行人)
じわり上昇、ただしまだら模様で三極化
地価 23年は全国の住宅地で上昇、24年は一層多様化
ローン ローン 23年は固定型金利が上昇、24年は変動型も上昇へ?
基準地価は全国平均で上昇
住宅地の地価は基本的に①一定期間緩やかに上昇を続けるエリア②横ばいのエリア③下落を続けるエリアに三極化している。
2023年9月に発表された基準地価でもその傾向が見て取れるが、全体的に上昇エリアが増え、全国の住宅地の平均は前年比+0.7%に。特に札幌、仙台、広島、福岡の地方4市が+7.5%と上昇をけん引、地方圏も+0.1%ではあるが上昇に転じた。
国交省の「不動産価格指数」でも、2010年を100とした場合、23年1月の土地は109.8で、ざっくり1割弱価格が上昇している計算となる。ちなみに戸建住宅の指数は117.6、マンションは189.4で土地以上に上昇している。
24年はまだら模様
2024年の地価を考えるうえでの1つのファクターは・・・・・
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