AGC(東京都千代田区)は、同社の建材一体型太陽光発電ガラスSunEwat(日本商標:サンジュール®)がシンガポールのDulwich Collegeの複合教育施設 “The Greenhouse” に採用されたと発表した。
SunEwatは、同施設の天窓とファサードに設置され、総エネルギー消費量の約40%相当分を発電。天窓においては、ガラス本来の特徴である自然採光による明るく心地よい室内空間を作り出すために、部分ごとに異なる光透過率に設定されており、発電機能とデザイン性を両立している。
SunEwatは、建材と発電の機能を持つ太陽光発電ガラスで、これまで発電に活用されていなかった、ファサード、窓、庇、バルコニーといった建物のガラス部位が、太陽光を利用した発電機能を持つ。カスタムメイド性が高く、ガラスのサイズや太陽電池セルを自由に配置し、独自のデザインを作成できる。
このような商品の特徴に加え、同社の100%子会社であるAGCアジアパシフィック社(シンガポール)が提供する、発電量最適化シミュレーションなどの技術サポートも評価され、今回の採用に至ったという。
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