新築戸建ての7割超で防水に不具合があった―。
にわかに信じ難い、こんな衝撃的な結果が、個人向けのホームインスペクションを行うさくら事務所(東京都渋谷区)が実施した調査で明らかになりました。
同社執行役員・プロホームインスペクターの田村啓さんは、防水の明確な公的基準がないことに加え 「現場監督や職人の雨漏りに対する意識の差」も関連していると見ています。具体的に、どんな問題が潜んでいるのか。本紙最新12月20日号のトップ記事で深掘りします。
2面では、リヴ (京都府向日市)による木造施設の事例をフォーカス。同社はこのほど、京都市内にツー バイフォー工法による2階建て・延べ床 面積318㎡の木造施設を建てました。
木造施設は、昨今の脱炭素化やESG投資の側面からも需要が高く、木造を生業にする地域工務店に追い風が吹く中、同社はリピート受注するなど好調を維持。その背景、工務店ならではの提案力を生かした営業手法などを解剖していきます。
8面の連載「一寸先は闇!トラブル防げ!工務店ケーススタディ」では、本連載で取り上げた2023年のクレーム、トラブルを総括。今年もいろいろあった・・・。働き方改革、インボイス制度、電子契約など、業務内容の変化を迫られる状況であるだけに、「思わぬところに落とし穴」があった1年だったのではないでしょうか。
工務店側の「常識」が一切通用しない、そんなことが浮き彫りに。本連載で2023年を振り返りながら、改めて自社の体制などを見直してみてはいかがでしょうか。思い当たる節がある人もない人も、今年の反省は今年のうちに―。
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