三菱地所(東京都千代田区)は12月18日、インドネシアのバリ州デンパサール市沖合のスランガン島で、高級アウトレットモール「ザ・グランド・アウトレット・クラクラ・バリ(仮称)」を開発すると発表した。総事業費は約145億円で、2024年の着工、26年春ごろの開業を予定する。
インドネシアでの高級アウトレットモールの開発は、今月に西ジャワ州カラワン県で開業した「ザ・グランド・アウトレット・イースト・ジャカルタ」に続く第2弾となる。
スランガン島での開発は、現地で複合型リゾート開発エリア「クラクラ・バリ」を手掛けるバリ・タートル・アイランド・デベロップメントと50%ずつを出資し、同エリア内で行う。敷地面積は約4万7000平方メートルで、約150店舗(店舗面積約2万900平方メートル)の国内外ブランドを取りそろえる。
今回の計画では、三菱地所設計と同社のシンガポール子会社がデザインアーキテクトを担い、バリ古来の文化や建築、自然を基調としたデザインで構築。海岸線に面する地理的特性を生かし、憩いの場やイベントスペースも配置する。
「クラクラ・バリ」は、インドネシア政府が今年4月に観光分野の経済特区(KEK)に指定。マリーナ建設とリゾート開発で今後30年間に104兆4000億ルピア(約9600億円)の投資と約10万人の雇用創出を目指している。
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