信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、リフォームや増改築のモッケン(広島県東広島市、資本金500万円)が12月1日に広島地裁から破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。負債は2022年9月期末時点で約1億2600万円。
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2015年に設立し、給湯器やガスコンロなど水回り工事を中心としたリフォーム工事や戸建住宅の増改築工事を手掛け、2019年9月期の年売上高は約2億3900万円を計上していた。だが、同業者との価格競争の激化により受注が低迷。2022年9月期の年売上高は約6200万円にまで減少し、5期連続の赤字計上に陥っていた。近年は代表のみによる小規模運営にとどまっていた。
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