駒沢女子大学(東京都稲城市)人間総合学群住空間デザイン学類が、使用済みスタジオセットなどの廃材を用いて、緑山スタジオ(横浜市)内の喫茶スペース「レインボー」の空間を明るく活性化する演出を提案している。これらの演出は、今年度の産学連携課題「コマジョデコール2023」により完成させたもの。
同学類は、これまで様々企業との産学連携課題を通じて、賃貸住宅のリノベーション提案や新築賃貸住宅のコンセプト提案に取り組んできた。
「コマジョデコール」は2022年度に開始された取り組みで、TBSテレビ(東京都港区)、TBSアクト(東京都港区)、緑山スタジオ・シティ(神奈川県横浜市)の協力を得て、使用済みスタジオセットなどの道具類や廃材を活用し、地域の自然や環境についての想いを喚起する空間演出を提案するもの。
今年度は、3年生の専門ゼミ「インテリアデザインスタジオI(空間系)」の履修者が参加。企業プレゼンテーション・講評会で選出された作品をもとに関係者と協議を重ね、2台の大型パーティション、間接照明を隠す11mほどの長さの幕板、造花をアレンジしたテーブルオブジェなどを学生自らが制作した。
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