LIXIL(東京都品川区)は、12月にフリマアプリで模倣品の浄水カートリッジを販売していた出品者が逮捕されたことを受け、改めてLIXILブランド(LIXIL、INAX)の浄水カートリッジの模倣品に関する注意喚起を行っている。
同社では、2020年に初めて同商品の模倣品を確認して以降、複数の模倣品の性能・材質検査を実施し、メーカーが提供している品質が確保されていないことを確認している。4月1日からは、浄水カートリッジの販売を同社が運営しているLIXIL公式通販サイト「LIXILストア」に限定。ユーザーに、安心して飲み水や料理に使用できるよう、純正浄水カートリッジの購入・使用を呼びかけている。
模倣品に関しては、消費者庁の発表やメディア報道、メーカー各社からの注意喚起により、徐々に周知が浸透している。ユーザーの中には、試験薬を使って遊離残留塩素の除去性能などを確認する人もいるが、健康に影響を及ぼす可能性がある溶解性鉛などの除去有無は家庭での簡易的な検査では難しく、試験機関などを通す必要がある。また、カートリッジを使用し始めた初期段階ではろ過水量が少なく、残留塩素除去性能の比較は困難だとしている。
同社の浄水カートリッジは、セラミックフィルターの製造から活性炭のブレンド、カートリッジの組み立てまで自社で製造し、高品質を追究している。
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