日本住宅リフォーム産業協会(ジェルコ、盛静男会長)は11月15日、東京都内でジェルコリフォームコンテスト2023の表彰式を執り行った。優れたリフォーム事例を表彰するデザイン部門は33点が入賞し、安江工務店(愛知県名古屋市)のマンションリノベーション事例「食からはじまるSDGs」が全国最優秀賞を受賞。またビジネスモデル部門で6点、ユーザーフォト部門は7点が受賞した。
デザイン部門全国最優秀賞の「食からはじまるSDGs」は、不揃いの野菜を使ったスパイスづくりに取り組んでいた施主のため、マンションの住戸を改修し食品工房を設けた事例。メインの食品工房は、施主の要望に応え、つくる工程を見える化すべくガラス張りにした。
工房に面するダイニングは、元の廊下だったスペースを使い、多様な使い方ができるようパブリックな空間に。照明も、空間の隅々まで光が届くようダクトレールを使用した。リビングにはプライベートキッチンを設置したが、料理教室なども開けるよう、二列型キッチンのコンロ部分がリビングに面するように配置した。
担当の杉浦千鶴さんは・・・
この記事は新建ハウジング12月10日号10面(2023年12月10日発行)に掲載しています。
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