松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。今回のテーマはおひさまエコキュート。電気代が上昇する中、自家消費率向上の経済的メリットを考えます。
2023年11月22日現在で、東京電力の従量電灯契約において月600kWh の電力を使っている住宅だと、ベース部分の平均単価は37.3円/kWhとなっています。再エネ賦課金は1.4円/kWh、燃料費調整額はマイナス9.47円、激変緩和措置として期間限定で3.5円が出ているので、これをないものとして計算すると、今の東京電力の実勢単価は32.73円となり、ほぼ33円であると言えます。
日本には北海道電力から沖縄電力までありますが、東京電力の単価は中間的な価格であることが多いので、これを今の電気代の目安として考えていきましょう。
太陽光発電について、さまざまな批判をする人がいます。しかし、その大半は誰かの批判コメントをうのみにしているものが多く、自分で計算したことがないと考えています・・・
この記事は新建ハウジング12月10日号7面(2023年12月10日発行)に掲載しています。
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