パナソニック 空質空調社(東京都港区)は、全館空調と組み合わせて家じゅうを24時間自動加湿する天井埋込形加湿ユニット「AQUA Sitter(アクアシッター)」を2024年3月1日に発売する。
戸建て・マンション向けの全館空調熱交換換気システム「with air(ウイズエアー)」の専用オプションとして、独自の遠心破砕技術を採用した加湿ユニットをラインアップ。一般的な全館空調とも組み合わせられる。
高速回転するディスクから遠心方向に吹き出した水滴を壁面にぶつけて微細化し気化させる加湿方式と湿度センサーにより加湿量をコントロール。これを全館空調と組み合わせることで、加湿した空気を各室に送り込んで家じゅうの湿度を自動で制御する。
水道直結による自動給排水に加え、加湿フィルターレスのためメンテナンスが容易。ビルトインタイプのため据置型のように場所を取らず、各室に加湿器を設置するよりも消費電力を削減できるとする。
24時間連続運転時の電気代は年間約4423円、水道代は年間757円と試算している。
快適に利用するための住宅仕様は、C値2.0以下、UA値0.6以下(各地域の強化外皮)、樹脂サッシまたはそれに準じるサッシ、全館連続暖房。
高さ250×幅800×奥行480mm。単相100V50/60Hz共用。加湿量700mL/h。風量80-230m3/h。
接続形式は、送風がΦ150ダクト接続、給水がG1/2オネジ、排水が付属ドレンホースにVP20を接続。
希望小売価格25万8000円(税別)。
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