大手銀行5行は11月30日、12月の住宅ローン金利を発表した。最近の金利低下を考慮し、三菱UFJ銀行を除く4行が代表的な固定期間10年の基準金利を引き下げた。下げ幅は0.10~0.16%。
日銀による金融緩和修正をにらんだ金利上昇に伴い、8月ごろから住宅ローン金利は上昇傾向が続いていた。11月中旬以降、米国で利上げ打ち止め観測が広がったことなどを受け、国内で長期金利が低下しており、こうした動きを反映した。
12月の固定10年型最優遇金利は、三菱UFJ銀が1.12%で前月から0.08%引き上げた。三井住友銀行は1.19%(前月比0.10%低下)、みずほ銀行が1.40%(同0.15%低下)、三井住友信託銀行が1.40%(同0.14%低下)、りそな銀行が1.64%(同0.16%低下)。
変動金利については全行が据え置いた。
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