国土交通省が11月30日に発表した10月の新設住宅着工戸数は、前年同月比6.3%減の7万1769戸で、5カ月連続で減少した。持家は、同17.2%減の1万8078戸。23カ月連続の減少で、過去10年間の同月比で最も少ない戸数となった。貸家、分譲住宅も減少した。季節調整済み年率換算値は先月から再び増加し、前月比1.0%増の80万8000戸。
貸家は同1.0%減の3万1671戸で、3カ月連続の減少。分譲住宅も同1.2%減の2万1582戸で、5カ月連続で減少した。マンション(同9.4%増)は4カ月ぶりの増加。全地域で増加し、10月として過去10年間では2014年に次ぐ戸数になったが、一戸建て(同8.8%減)が12カ月連続の減少となり、全体で減少した。
■関連記事
9月新設住宅着工 全分野、全地域で減少 持家2ケタ減
本年度着工戸数84.9万戸と予測―第2回住団連景況感調査
戸建てメーカー117社、総売上高5.3%増も約6割が減益
工務店の受注不振がプレカットを直撃 住宅需要は期待できず
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。