中部電力は11月28日、太陽光発電所の開発や運営を手掛けるジェネックスグループ3社を完全子会社化すると発表した。太陽光発電所の開発を加速する狙いで、太陽光発電事業を主力とする会社を完全子会社化するのは初めて。2024年1月に全株式を取得する予定。
中部電力は30年ごろに、約5年前と比べて320万kW以上の再生エネルギー拡大という目標を掲げている。今回の買収により、太陽光発電所の新規開発を加速するとともに、非化石価値に対する需要の高まりに応えていく。
林欣吾社長は記者会見で、リスクや懸念について「金利、物価、賃金の上昇などがある」と指摘。「ジェネックス社の持つ開発や用地交渉などのノウハウとわれわれが持っている経験を融合させ、リスク対策をしていきたい」と述べた。
ジェネックスグループは中部5県を中心に243カ所の太陽光発電所を保有しており、今後も180カ所の新規開発を予定している。
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