温度むらのない快適な空間が評価され、全館空調が広がっています。採用時には長期間におけるダクトの健全性について検討が必要です。ダクト内のホコリやカビの実態、清掃方法についてQ&Aにまとめました。豊富なダクト清掃の実績をもつ日本ウイントン・常務執行役員の清水晋氏への取材をもとに、ケンジと松太郎の対話形式で構成しています。
取材協力:日本ウイントン・清水晋
Q. 全館空調のダクトは清掃してきれいになるの?
A. 実用上問題のない状態に再生できる。ダクトを空調機と吹き出し口から外してゴムチューブをダクト内に入れ、圧縮空気でヘラを高速で動かしてダクト内の汚れを落として集塵機で吸い取る
ケンジ 一定期間使用した全館空調のダクトはカビやホコリがつきものということだけど、清掃するときれいになるの?
松太郎 かなりきれいになる。圧力損失が生じたり、ホコリが吹き出し口から出ることはなくなる。
ケンジ どうやって清掃するの?
松太郎 まずは清掃手順を大まかに説明する。ダクトを空調機から外し、各部屋の吹き出し口も外してダクトだけの状態にする。ダクトの片側に集塵機を付け、もう片側から「エアランス」を入れて汚れを取る。
ケンジ エアランスって何?・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー11月号(2023年10月30日発行)LAN・Wi-Fi・IoT etc…設備・家電[超]ネットワーク化術』(P.60〜)でご覧ください。
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