システム開発のスターワン(神奈川県横浜市)は1月6日、不動産業者が無料で100件まで賃貸・売買物件の登録・公開ができる不動産検索サイト「いえわん」において、新しい課金形態を使った成約率向上を支援するサービスを開始した。
成約報告をしたサイト利用者に一定金額をキャッシュバックする不動産ポータルサイトが増えつつあるようだ。こうしたサイトでは、物件を掲載する不動産業者に対して以下2タイプのどちらかの課金形態を用意しているという。ひとつは掲載物件数に応じた従量課金、もうひとつは問い合わせ数に応じた従量課金で、問い合わせや成約につながらなければ、不動産業者の負担が大きくなるしくみとなっていた。
新サービスでは、物件を掲載する不動産業者が「いえわん」経由での成約に対して課金率を決めることができるキャッシュバック変動型の成約課金を採用。成約報告をしたサイト利用者に対して、決定した課金率を成約物件の賃料や価格に乗じ、さらにその金額に同社設定のキャッシュバック率を乗じた額をキャッシュバックする。たとえば賃料10万円、課金率20%、キャッシュバック率50%の場合、キャッシュバックの金額は1万円。不動産業者にとっては、納得してサービスの利用料金を支払えるうえ、キャッシュバックによる成約数の増加が期待できるとする。
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