益田建設(埼玉県八潮市)は、大出力の太陽光発電+高断熱+省エネ機器の組み合わせにより、1次エネルギー消費量が発電エネルギー量を下回るネット・ゼロ・エネルギーハウス(=NZH)「CoLo One」を開発。2013年1月10日、同社が展開するイデアホームと首都圏住宅コープから販売する。
「CoLo One」は南面に大きな屋根を採用し、再生可能エネルギーの固定価格買取制度に対応する9.7~20kWの太陽光発電システムを搭載。屋根直下には現場発泡ウレタン300ミリ、外壁には外張り+充填のダブル断熱によりEPSを計170ミリ施工。窓にはトリプルガラス・ダブルLow-E樹脂サッシ+断熱ブラインドを採用し、熱貫流率(U値)0.95を実現している。
モデルプランの熱損失係数(Q値)は1.00。冷暖房にかかる光熱費は長期優良住宅の約10分の1に抑えることができるという。この性能を実現したことにより、長期優良住宅、新しい省エネ基準、低炭素住宅認定のほか、国が建築主に対して上限350万/戸まで補助する「2012年度ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」にも対応する。
基本的に自由設計だが、10kWの太陽光発電を搭載した「plan50」と20kWの太陽光発電を搭載し2台分のインナーガレージを設けた「plan70」のふたつのモデルプランを用意した。坪65万円〜。
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