国土交通省が12月27日発表した11月の新設住宅着工戸数は前年同月比10.3%増の8万145戸だった。3カ月連続で前年実績を上回った。季節調整後の年率換算値は90.7万戸で前月比では7.2%減ったが、2カ月連続で90万戸を超える水準となっており、「全体的には回復基調が続いている印象」(国交省)。利用関係別では貸家が前年同月比23.2%増の3万106戸と大きく寄与。ただ、「消費増税の駆け込みという話は聞かない」(同)といい、これといった明確な要因は見あたらないとしている。
持家は前年同月比9.2%増の2万8216戸で、3カ月連続増加した。戸建て分譲も同10.8%増で3カ月連続の増加。マンションは3カ月ぶりに減少に転じ、4・7%減の1万583戸だった。3つの大都市圏すべてで前年比マイナスとなった。
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