ダイキン工業(大阪市)はこのほど、「エアコン暖房の節電に関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。
はじめに『自宅で使用している暖房器具』を調査。その結果、「エアコン」を使用している人が78.4%と最も多かった。次いで「石油・ガスファンヒーター、ストーブ」が31.3%だった。
エアコンを使っている人を対象に『今年の冬は電気代を意識して、エアコンの使用を控えようと思うか』聞いたところ、約7割が「とても思う(27.3%)」「やや思う(40.8%)」と回答。
『エアコン暖房時に肌寒さを感じることがあるか』聞いたところ、約65%の人が「ある」と回答。そのうち約76%は、肌寒くなるとエアコンの設定温度を上げていることがわかった。
『冬にエアコンを使う際に気を付けていること』としては、「フィルターを掃除する」が48.1%、「カーテンなどで部屋の断熱性を高める」が43.0%、「加湿器を使ったり、洗濯物を部屋干ししたりして湿度を上げる」が33.6%、「スイッチのオン・オフを控える」が31.9%となった。最も実施率が低い「室外機周辺を掃除する」は1割未満で、実施率が最も高い「フィルターを掃除する」でも半数を下回るなど、節電への取り組みの実施率は低い結果となった。
エアコンは、暖房時に設定温度を1℃下げると10%の節電になるといわれている。これについて知っているかどうか聞いたところ、全体の約8割の人が「知らなかった」と回答した。
調査期間は10月12日~14日。調査対象は、全国の20歳~59歳の男女528人。
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