アキレス(東京都新宿区)は、「北総研防火木外壁」の専用断熱材として硬質ウレタンフォームの「アキレスボードFR」を開発。12月1日に全国で受注を始める。
「北総研防火木外壁」は、北海道立総合研究機構 建築研究本部 北方建築総合研究所(=北総研、北海道旭川市)が研究開発し、各工業会・メーカーにより国土交通大臣認定を取得して広く展開する、木外装+断熱材を組み合わせた防火構造の木造外壁のこと。これを使うことで、準防火地域、法22条区域でも木外装が可能になる。
アキレスは今回、北総研協力のもと、北総研防火木外壁の付加断熱材に初めて厚さ25〜100mmの硬質ウレタンフォームを使い(充填断熱材は厚さ100mm以上のグラスウールまたはロックウール)、防火構造大臣認定[(PC030BE-4115(1)~(4)]を取得した。
この外壁のために、高い断熱性能(熱伝導率0.024W/m・K)と難燃性を備えた「アキレスボードFR」を開発。厚さは50mmと80mmを用意しており、寒冷地だけでなく全国で使用できる。
幅910×長さ1820mm。
税別の参考設計価格は、80mm厚が2万150円/枚、50mm厚が1万3750円/枚。
なお、今回取得した防火構造認定は、さまざまな木外装製品および張り方に対応。真壁・大壁どちらの内装にも使用できる。
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