パナソニック(大阪府門真市)エレクトリックワークス社はこのほど、千葉県市川市と、「EV用充電インフラの整備促進及び啓発に向けた協定書」を締結した。
同協定により、電気自動車(EV)用充電設備の整備の促進やEVの普及に取り組み、市川市のカーボンニュートラルや災害レジリエンス強化への貢献を目指す。
また今回、協定の締結に合わせ、同社が2022年10月に設立した共創型コミュニティ「everiwa(エブリワ)」の活動の一環として、地域から社会課題解決を目指す共創プロジェクト「everiwa no wa Action」を立ち上げた。今回その第一弾として「everiwa no wa 市川 Action」を開始。「everiwa」には、そのプロジェクトビジョンなどに共感する20社(10月24日現在)の企業が参画しており、最初の取り組みとして、2023年4月からEV充電器のシェアリングサービス「everiwa Charger Share」を運営している。
市川市は2023年度をカーボンニュートラル元年と位置付け、2050年の二酸化炭素排出量実質ゼロに向けた取り組みを推進。中でもEVの普及促進に向けては独自の補助金制度や、公用車へのEVシェアリング適用など積極的に進めている。同社は市川市と連携し、「everiwa」及び「everiwa Charger Share」の仕組みを通じてEV充電器の設置促進に取り組むことで、「EVの充電に不安のない街づくり」の先行モデル地域を実現したいとする。
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