エアコンなどの冷暖房を補完する存在として、加湿器や除湿機などが家庭では使われています。それらの評価と使いこなし方について、Q&Aにまとめました。『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー11月号』65〜70頁で紹介した各人への取材をふまえてケンジと松太郎の対話形式で構成しています。
Q.空気清浄機の選び方と活用方式は?
A. 厚労省の推奨はHEPAフィルタを採⽤した可搬式の機器で呼吸域(床上1〜1.2m)で運転するもの。このほか日本電機工業会で策定した試験方法で対象粒子の除去試験をした製品は信頼できる
ケンジ コロナ禍で空気清浄機が人気だね。実際に有効なのかな?
松太郎 対象による。ハウスダストや花粉、ウイルスなどによって効果が異なる。空気清浄機の方式の違いでも効果が異なる。
ケンジ 対象の粒子が変わるとなぜ効果が変わるの?
松太郎 粒子の大きさが異なるためだ。大きい粒子は落下しやすく、軽い粒子は舞いやすい。5μm以上の粒子はいったん舞っても3~4割は30分で自然落下する。逆に大きい粒子はフィルターで捉えやすく、小さい粒子は捉えにくい。有効な空間面積も10㎡程度だ。
ケンジ 落下した粒子は捕集できないけど、小さい粒子はフィルターの目を細かくすれば対応できるよね?
松太郎 対応できるけど・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー11月号(2023年10月30日発行)LAN・Wi-Fi・IoT etc…設備・家電[超]ネットワーク化術』(P.64〜)でご覧ください。
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