住友林業(東京都千代田区)は11月2日、太陽光発電システムを搭載し、ZEH-M Oriented以上の省エネ性能を有する賃貸用木造マンション「Forest Maison GRANDE」(フォレストメゾン・グランデ)を発売した。住戸ごとのゼロエネルギー化とデザイン性能を追求したブランドで、重厚感のある外観デザインが特長。同社が開発した遮音性能に優れた床と壁を採用し、防音に配慮した仕様となっている。販売目標は首都圏エリアで年30棟。
「Forest Maison GRANDE」は、「大きい」「偉大な」を意味するフランス語が由来。太陽光発電システムと、ZEH-M Oriented仕様の環境性能を備えた木造建築により、建てる時と暮らす時の両方でのCO2排出削減を目指した。
外観は、重厚なデザインの外壁に木調のアクセント、ガラス手摺りのバルコニーを採用。外構は住友林業緑化(株)が企画・施工し、シンボルツリーや植栽により、緑の潤いが感じられる空間となっている。エントランスは、オートドアやオートロックなどで防犯性を高め、保守メンテナンスの付いた宅配ボックスを完備している。
構造には、耐震性・耐久性の高い独自のBF(ビッグフレーム)構法を採用。ワイド幅のビッグコラム(大断面集成柱)を主要構造材として使用することで、耐震性だけでなく60分準耐火以上の防耐火性を実現した。また居住者間のトラブルとなりやすい生活音への対策として、高い遮音性能を備えた床・壁材(遮音50・界壁50)を採用。木造集合住宅でありながら隣戸のテレビ、会話などがほとんど聞こえないレベルにまで遮音性を高めている。
■Forest Maison GRANDE(フォレストメゾン・グランデ)
■発売日:2023年11月2日
■販売エリア:沖縄県を除く全都道府県
■構法:BF(ビッグフレーム)構法
※省エネ4~7地域に限りWF(ウォールフレーム)構法も選択可
■用途・階数:共同住宅・3階建て以上 ※3階建て長屋(重層長屋含む)は対象外
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