洗濯物の部屋干しをする家庭にとっては、部屋の除湿は大きな問題だ。自宅に、ダイキン工業製の壁掛け型除湿機「カライエ」を設置して活用しているウッドシップ(東京都小平市)社長の酒井忠雄さんに、建て主or住まい手目線で除湿のポイントを聞いた。同時に、安価なファンを使った空調の工夫も紹介する。
自邸の部屋干しスペースにカライエを設置
◉酒井さんの自邸は築8年の高性能住宅(UA値0.36W/㎡K)。ペレットストーブや床下換気暖房も設置しているが、空調のメインはエアコン
◉子どものぜんそくや花粉症を考慮し、中2階(スキップフロア)に、部屋干しのためのスペースを設けた。エアコンもここに設置して洗濯物を乾かしていたが、冬の暖房時は湿度が下がりにくかったため、4年前にカライエを設置した
◉床置き型除湿機でも効果は十分だったが、水捨てが大変。カライエはドレン管で除湿した水を排出するのでその負担がないのが魅力
設置場所や運転するタイミングのコツ
◉設置にあたっては空間全体の空気がきちんと取り込める位置を意識。一般的な換気扇を設置するような感覚で位置を決めればよい
◉設置時はドレン管の配管が必要。排水量はエアコンほど多くはないので、引き出したドレン管を地面まで伸ばす必要はなく、適当な位置でカットして水を落としている
◉洗濯物を干しているとき、湿度は高いが冷房すると寒く感じる梅雨の時期に・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー11月号(2023年10月30日発行)LAN・Wi-Fi・IoT etc…設備・家電[超]ネットワーク化術』(P.65〜)でご覧ください。
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