床下や小屋裏にエアコンを設置して、全館冷暖房を行う手法が流行中です。とはいえ主流は壁掛けエアコン。HEAT20・G3の高性能住宅における壁掛けエアコンの活用方法についてQ&Aにまとめました。性能向上リノベによるG3住宅に暮らす、まごころ本舗の平田未来氏への取材をもとに、ケンジと松太郎の対話形式で構成しています。
取材協力:まごころ本舗・平田未来
Q. G3住宅は壁掛けエアコン1台で全館暖房ができるの?
A. 暖房は実現しやすい。吹き抜けから2階に暖気を送り、階段室から冷気が下りる自然対流の循環を整えるのが基本。その上でエアコンを24時間連続運転すると、1階と2階の室温の差は2〜3℃に落ち着く
ケンジ 最近は温暖地でもHEAT20・G3の建物を見かけるな。G3になると、多少温度むらを許容すれば、壁に掛けたエアコン1台で全館空調ができるのでは?
松太郎 その可能性は高い。補助的にファンを使って家のなかを空気が循環する仕組みをつくり、24時間連続運転を前提としたら、エアコンの場所を問わず一定の温度にはなるだろうね。
ケンジ 問題は空気循環の仕組みだな。個室もあるから難しそうだ。
松太郎 暖房は比較的簡単だよ。2階に暖気を送る吹き抜けを設け、階段室から冷気が下りる自然対流の循環を整えるのが基本だ。
ケンジ 1階のエアコンだけだと2階から冷たい空気が下りてくるのが心配だね。
松太郎 そうだね。とはいえ・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー11月号(2023年10月30日発行)LAN・Wi-Fi・IoT etc…設備・家電[超]ネットワーク化術』(P.39〜)でご覧ください。
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