新築住宅において、フレッツテレビなどに加入する建て主が増えてきた。とはいえ主流は無料で放送を楽しめるアンテナを立てる方式だ。台風時などの事故が多いUHFアンテナの固定のポイントについて、オフィスオノウエの尾上示衡氏への取材をもとにまとめた。
取材協力:オフィスオノウエ代表・尾上示衡
支線のワイヤーは1.6㎜が必須
◉屋根の上は風が強くほぼ吹きさらしで、地上で考えるよりも風が強い。雨も常に当たるので、経年劣化も激しい。台風などの風雨への対策が必要だ
◉地デジ用のUHFアンテナは屋根中央に屋根馬を設置し、アンテナとマストを垂直固定金具で固定する。耐久性を高めるためにポイントなるのはネジの材質。ステンレスネジを用いたい
◉またアンテナの屋根馬は支線(ワイヤー)を張って固定するが、支線に用いるステンレスワイヤーは直径1.6㎜の太めのものを用いたい。一般には安価な直径1.4㎜が多い。わずか0.2㎜の違いだが、耐風性能がまるで異なる
➡2018年に大阪を襲った台風21号の際、支線に直径1.6㎜を使った尾上氏の施工事例は被害がなかったという
支線と補助支線の角度は90度に
◉支線を張る際には、支線と補助支線の角度が非常に重要になる。支線に対して90度に施工するのが構造的には最も強くなる。施工しやすさなどから鈍角や鋭角になっている事例が少なくない・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー11月号(2023年10月30日発行)LAN・Wi-Fi・IoT etc…設備・家電[超]ネットワーク化術』(P.23〜)でご覧ください。
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