カメラで撮影した映像をパソコンやスマートフォンなどから見ることができる「ネットワークカメラ(IPカメラ)」。同製品の設置依頼も多いという前出のアペックス電気工事代表の松永弘志氏に、費用面を含む防犯カメラ選定のポイントや、ネットワークカメラを使用する際の注意点などを聞いた。
取材協力:アペックス電気工事 代表・松永弘志
費用対効果を考え、1万円台のACアダプタータイプも視野に
◉パッと見て防犯カメラがあるとわからないようにしたい場合は、ドーム型のものを勧める。基本的な画角は30~40度ほど。調整可能で、ある程度の範囲をカバーするには3台ほど併用するのが無難
◉最近はAmazonなどのECサイトで中国製の500万画素以上のものが1万円程度で売られている。耐久性には難があるが、同じ画素数の防犯カメラの設置を国内の警備会社に依頼した場合、工事・出張費込みで10万円ほどかかることが多いため、仮に年1回壊れたとしても費用対効果で考えると割り切れる程度。ただ実際には、1年で壊れることはほぼない。松永氏の自宅でも中国製の1万円台のカメラ(200万画素)を5年ほど使用しているが、壊れたことはない
◉1万円台の防犯カメラでPoE対応のものはほぼないため、ACアダプターを使うことになる。3万円台になるとPoE対応が出てくるが、ハブもPoE対応でなければならないため、工事が煩雑になり、ハブの本体代も上がる
➡ACアダプターは、新築かつ先行配線が可能な場合は軒天内に埋め込めるが・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー11月号(2023年10月30日発行)LAN・Wi-Fi・IoT etc…設備・家電[超]ネットワーク化術』(P.22〜)でご覧ください。
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