自宅の防犯性も、建て主の満足度に大きな影響を与える要素のひとつだ。防犯カメラを戸建て住宅に設置する際の機器選定や設置時のポイント、つくり手の工務店が新築時にあらかじめ行ったほうがいいことなどを、HEIWA屋(大阪府東大阪市)代表・平和弥氏に聞いた。
取材協力:HEIWA屋 代表・平和弥
価格は2万円超、200万画素の防犯カメラがおすすめ
◉戸建て住宅への防犯カメラの設置依頼は増えてはきている。台数は2台つけるパターンが多く、電力供給と通信を1本でまかなえるPoE(ピーオーイー)対応のLANケーブル用のハブを同時に設置することも
◉カメラ本体の性能は、目安の金額としては1台2万円超。それ以下のものだとつくり自体が粗悪で、雨などの外的要因とは関係なく壊れやすいことが多い。画質は防犯上問題がない程度の200万画素のものを勧めている
◉録画機(レコーダー)は、容量にもよるが10万円ほどが多い。パソコンのハードディスクを兼用するのではなく、録画専用の機械があったほうがいい。古いデータから自動的に削除していくものが使いやすい
➡動きがあるものに反応して撮影する「モーション検知」機能を携えているレコーダーの場合、200万画素で撮影・録画すると256GB(SDカードの場合)で1カ月弱もつ程度。動きが多ければ多いほど録画容量を使用するため、一概には言い切れないが、カメラを4台設置して512GBで2週間前後映像を残せれば使い勝手としては問題ない
➡撮影した映像を見るだけであればレコーダーは不要だが、防犯の意味がなくなってしまうため、レコーダーは必要
◉電気代は、PoE給電の出力で考えると1台あたり最大でも・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー11月号(2023年10月30日発行)LAN・Wi-Fi・IoT etc…設備・家電[超]ネットワーク化術』(P.21〜)でご覧ください。
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