10Gbpsのインターネット回線が話題になっている。現状は主にヘビーユーザーが契約しているが、周辺機器の対応が進めば一気に普及すると見られている。10Gbps回線に対応したカテゴリー6AのLAN工事の基本について、豊富な実績をもつアペックス電気工事代表の松永弘志氏に取材。その内容をもとにまとめた。
取材協力:アペックス電気工事 代表・松永弘志
高速LAN工事は専用店に発注する
◉現状、戸建て住宅の新築時に家庭内LANを組み込む方法は2つ。1つは建て主が引き渡し後に専門のLAN工事店に発注するやり方。もう1つは電気工事店が電気工事の一部としてLAN工事を行う場合だ
◉カテゴリー6Aを用いたLAN工事はケーブルの取り扱いに注意が必要になり、機器構成に関する知識も必要だ。また高速回線を求める建て主は見た目や性能、使い勝手に対する要求が高い
➡加えて昨今は防犯カメラなどLAN関連の工事が増えている
◉これらをふまえると、新築時に工務店が専門のLAN工事店に発注して現場を納めるのが望ましい。以下、そのかたちを前提として、カテゴリー6Aを用いたLAN工事について解説する・・・
カテゴリー6Aはノイズに強い
◉昨今、10Gbpsのインターネット回線を契約し、カテゴリー6Aを用いて家庭内LANを組む事例が増えている。これらの中心はゲームや配信、株取引などを自宅で行うパワーユーザー
➡高速回線は近い将来に一般層に浸透することは間違いない
◉上記をふまえ、新築住宅の家庭内LANのケーブルにはカテゴリー6Aを用いる
◉まずは・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー11月号(2023年10月30日発行)LAN・Wi-Fi・IoT etc…設備・家電[超]ネットワーク化術』(P.12〜)でご覧ください。
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