住宅金融支援機構(東京都文京区)は10月24日、住宅ローン借り換えの実態調査の結果を公表した。2022年4~2023年3月に住宅ローンの借り換えをした840件を対象にした調査で、借換え後の金利タイプは「変動型」が約5割を占めた。
具体的には「変動型」は51.5%(前年度調査49.2%)、「全期間固定型」6.3%(同6.9%)、「固定期間選択型」42.1%(同43.9%)だった。
借換えを行った理由としは、「金利が低くなるから」が最も多く、変動型60.5%(同61.9%)、固定期間選択型40.1%(同43.4%)、全期間固定型47.2%(同52.2%)で、いずれの金利タイプでも前年度調査から減少した。
「返済額が少なくなるから」も変動型30.7%(同40.7%)、固定期間選択型26.3%(同32.4%)、全期間固定型26.4%(同49.3%)で、いずれも前年度調査から減少している。
一方、「今後の金利上昇や毎月の返済額増加が不安になったから」は、変動型11.3%(同10.8%)、固定期間選択型28.2%(同23.5%)、全期間固定型26.4%(同21.7%)で、全ての金利タイプで前年度調査から増加している。
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