国土交通省が10月31日に発表した9月の新設住宅着工戸数は、前年同月比6.8%減の6万8941戸で、4カ月連続の減少となった。持家、貸家、分譲住宅の全分野で減少。地域別でも首都圏・中部圏・近畿圏・その他地域の全地域で減少した。季節調整済み年率換算値も、前月比 1.5%減の80万戸と先月の増加から再び減少した。
利用関係別の実数は、持家は前年同月比12.3%減の1万9527戸で22カ月連続の減少。減少幅も前月(5.9%減)から拡大した。
貸家は同2.9%減の2万9735戸で2カ月連続の減少。分譲住宅も、一戸建て、マンションともに減少し、同7.3%減の1万9266戸。4カ月連続の減少となった。一戸建ては、同10.4%減の1万1014戸で11カ月連続の減少、マンションは同2.8%減の8148戸で3カ月連続の減少となった。
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