ヒノキヤグループ(東京都千代田区)は、同社が展開する注文住宅ブランド「桧家住宅」「パパまるハウス」「レスコハウス」とリフォーム事業「ヒノキヤのリフォーム」において、EV(電気自動車)とV2Hを組み合わせた「YAMADAスマートハウス パッケージ」の取り扱いを10月28日から開始した。
同パッケージはヤマダホールディングス(群馬県高崎市)の50周年記念商品として販売。同社がヤマダホールディングスの「住建セグメント」の一角を担うことから取り扱いを開始した。フル充電時20kwhの大容量蓄電池を搭載したEVと、EVへの充電と家庭に給電する機能を持つV2Hを組み合わせて提供する。同社がEVを取り扱うのは今回が初めて。
同パッケージを導入した住宅では、夜間にEVに電気を蓄え、日中にV2Hで給電し家電等に活用することで、割高な電力使用をできる限り抑えることができる。EVの電力だけで生活に必要な家電・照明等を1日半から2日半程度使えるため、災害時の非常用電源としても備えることが可能。別売りのソーラーパネルを組み合わせた場合は、電気料金をさらに抑えられるほか、余剰電力のEV充電・売電なども可能になる。
注文住宅購入時に「ヤマダNEOBANK住宅ローン」を利用すると、EV購入費用を自動車ローンよりも金利が低い住宅ローンに組み込むことができる。
価格(税込)は、「YAMADAスマートハウス パッケージA」(セット内容:V2H EVパワー・ステーション、指定EV車)が490万円。「パッケージB」(セット内容:V2H トライブリッド蓄電システム、指定EV車)が652万8000円。「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」(55万円)の適用も可能。
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