シャープ、PV余剰電力を家電に使って電気代抑制する新サービス

シャープ（大阪府堺市）は、クラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」において、太陽光発電システムで発電した電気を家電の運転に有効利用する業界初のサービス「ソーラー家電連携」を開始する。

家電の運転を発電が余る時間帯にシフトし、発電が少ないときは省エネ運転に切り替えて電気代を抑制するサービス。
対応家電第1弾は、今年11月に発売予定の同社製エアコン「Xシリーズ」で、独自のAIが各家庭の発電量と消費電力量を予測して快適性を維持しながら省エネ運転を実施。
昼間に発電した電気が余る時は通常よりもわずかに強めに運転し、夜間など発電が不足する時は省エネ運転で消費電力を抑える。強めの運転であらかじめ壁・天井を暖めたり冷やしたりする予熱・予冷効果よる省エネ効果もあり、同社試算によるとエアコンの電気代を暖房運転時約20％、冷房運転時約25％削減できるとする。

サービス利用用は無料。
今後、他社製品も含め対応家電の順次拡大を予定している。