信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、あおいホーム(大阪府堺市)は9月28日に、大阪地裁堺支部より破産手続き開始決定を受けていたことが分かった。負債は2022年12月期末時点で約7500万円。
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同社は、注文住宅の建築請負を主体にリフォーム工事も手がけ、2012年12月期には年売上高約1億8600万円を計上した。
しかし外注費負担が重く、収益は低位にとどまっていたという。マンパワーが限られるなかで営業力や認知度が乏しく、近年は受注不振が続き業容縮小を余儀なくされ、2022年12月期の年売上高は約3600万円にまでダウン。
建築資材の高騰により赤字決算を頻発し、債務超過に陥っていた。その後も業況改善のメドが立たないことから事業の継続を断念した。
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