エアコンは冷房時に結露を発生させるためカビが付き物です。カビを防ぐためのエアコンとの付き合い方をQ&Aにまとめました。愛生クリーンサービス代表の木村勉氏への取材をもとに、ケンジと松太郎の対話形式で構成しています。
取材協力:愛生クリーンサービス代表・木村勉 資料提供:愛生クリーンサービス(特記以外)
Q. カビに強いエアコン機種はあるの?
A. カビが生えにくいエアコンとは熱交換器が乾きやすいエアコンだ。熱交換器が乾きやすいのはファンの位置が熱交換器の上にあるエアコンになる。代表的なのが三菱電機の上位機種のFZシリーズだ
ケンジ エアコンのカビ対策機能はどんな方式なの?
松太郎 暖房して熱交換器やファンを乾かす機種が多い。エアコン洗浄の現場で見ると、それなりにカビは生えている。
ケンジ 暖房以外のカビ対策はないの?
松太郎 日立の凍結洗浄がある。室内機の熱交換器を凍らせて霜を付け、その霜を溶かして汚れを洗い流す。この機能は有効だ。エアコン洗浄の現場で熱交換器を見るときれいなことか多い。
ケンジ カビ防止は日立が優れているんだね。
松太郎 何とも言えない。日立にはファンロボというファンをブラシで清掃する機能があるが、ファンの奥までブラシが届いていない。
ケンジ 部分的な効果なんだね。
松太郎 というよりも逆効果だね。カビが生えた部分をブラシで撫でるとブラシにカビが付着する。そのブラシでファン全体を撫でるため、カビが広がるようた。実際にファンは汚れている。
ケンジ 室内機からブラシを取り外したほうがいいのかな?
松太郎 エアコン清掃の現場ではメーカーの確認と顧客の了解を得て、清掃後に取り外している事例もある。
ケンジ 本質的にカビが生えにくいエアコンはないの?
松太郎 少数だけどある。ポイントは・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー10月号(2023年9月30日発行)効く冷暖房[超]Q&A〈機器選定・施工編〉』(P.68〜)でご覧ください。
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