昨今の高効率化したエアコンにはどのような技術が使われているのか? それを生かすにはどう使うべきか。エアコン選定のための基礎知識と運転方法のコツをQ&Aにまとめました。電気電子分野から電力分野までカバーする東海大学工学部の木村英樹教授への取材をもとに、ケンジと松太郎の対話形式で構成しています。
取材協力、資料提供:東海大学工学部教授・木村英樹(特記以外)
Q. エアコンの低負荷対応を実現している技術は?
A. 各社とも熱交換器の面積を広げている。コンプレッサーにも低負荷対応の独自の技術を組み込んでいる。このほかインバータ技術の進化が目覚ましく、負荷に応じた細やかな対応が可能になっている
ケンジ Q11で見たAPFの高い機器に特徴的な技術は?
松太郎 効率向上のために室内・室外機の熱交換器の面積を増やすことだ。室内機は上面と裏面に面積を拡げている。
ケンジ 熱交換器の寸法はカタログにある?
松太郎 記載はない。室内機や室外機の寸法や質量、内部構造図から推測する。なお熱交換器はに送風するファンも重要だ。消費電力が増大しない範囲で風量がほしい。
ケンジ 熱交換器以外では?
松太郎 コンプレッサーだ。今回比較した機種だと三菱電機やダイキン、パナソニック、シャープ、東芝がロータリー型。日立はスクロール型。
ケンジ 両者の違いは?
松太郎 ロータリーは低負荷時に高効率だ。逆に・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー10月号(2023年9月30日発行)効く冷暖房[超]Q&A〈機器選定・施工編〉』(P.60〜)でご覧ください。
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