信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、色彩工房藍(富山県富山市)が10月20日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したことが分かった。負債は2022年12月期末時点で約1億1200万円。
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2004年創業、2007年に法人化し、「レモンホーム」の名称で、富山県内を中心に新潟県や石川県で新築住宅やリフォーム工事を手がけた。2019年12月期の年売上高は約5億1900万円を計上。しかし、同業他社との競合が厳しく、その後の業況は苦戦を強いられ、2022年12月期の年売上高は3億7100万円まで落ち込んでいた。固定費を吸収しきれず、3期連続の赤字を計上するなど採算面も悪化していた。
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