2023年7月に発足した共同事業体「住宅DXコンソーシアム」が、地域密着工務店6社のデジタル活用ストーリーを紹介するオンライン(Zoom)イベントを開催する。住宅業界で重要性を増す「デジタル変革(DX)」をテーマに、住宅会社が今取るべきアクションについて考察する基調講演や、具体的な活用事例を知る分科会を行う。日時は、10月27日(金)13時~17時。参加費は無料。完全予約制(定員300人)。
住宅DXの現状に迫る基調講演
第1部の基調講演「住宅業界の未来へ向けたデジタル変革」では、本紙発行人の三浦祐成と、リブ・コンサルティング(東京都千代田区)住宅不動産クロスイノベーション事業部の篠原健太さんが登壇。
「住宅DXコンソーシアム」が発足した経緯に触れつつ、住宅業界がDXに向き合わなければならない背景、さまざまな規模の住宅会社が直面する課題などについて考察する。さらに、なぜ住宅業界におけるDX推進は難しいのか、その現状に迫る。
“結果の出る”DX活用法を紹介
第2・3部の分科会では、工務店の代表やDX推進の担当者が、自社におけるDX化の歩みと今後の展望などについて、具体的な事例を交えて紹介する。
分科会①では、ひかり工務店(大阪府豊中市)代表取締役の清水洋人さんが「原価管理・電子受発注の最新事例」、藤本工務店(兵庫県小野市)営業幹部の藤本遼太さんが「研修ツールを活用した育成とは?」と題して、自社の取り組みを発表する。
分科会②では、ユートピア建設(愛知県岡崎市)取締役副社長の山口玲以子さんが「現場管理DXの成功事例」、すまい倶楽部(福島県いわき市)代表取締役社長の田子浩彰さんが「DXで土地付け営業を成功させる」と題して、自社のDX成功事例について語る。
分科会③では、菅谷工務店(千葉県香取市)代表取締役社長の菅谷伊佐央さんが「意図的に『口コミ集客』を増加できた理由」、薄井工務店(栃木県宇都宮市)執行役員の薄井寿也さんが「複雑なローン業務をDX化し、契約棟数向上」と題し、一歩踏み込んだDXの活用方法について解説する。
参加申し込みはこちらから。
問い合わせは、コンソーシアム運営窓口(山本・宇夫)まで。E-mail:[email protected]、TEL:03-5220-2688
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