東急不動産(東京都渋谷区)は10月19日、渋谷区代官山町に複合施設「Forestgate Daikanyama(フォレストゲート代官山)」をグランドオープンした。
「職・住・遊 近接の新しいライフスタイル」を提案する次世代の複合施設で、賃貸住宅・シェアオフィス・商業施設のMAIN棟と、サステナブルな生活体験を提供するTENOHA棟の2棟で構成。
MAIN棟は地上10階・地下2階、敷地面積約4084㎡、延床面積約2万1096㎡で、建築家・隈研吾さんがデザイン設計を担当した。低層部の商業ゾーンでは、「緑・環境サステナブル」と「食」を主軸にした代官山ライフを実現する店舗が出店。コンセプト住戸は、設計を隈さんとグリーンディレクターの齊藤太一さん、プロデュースをフードエッセイストの平野紗季子さんが担当した。
TENOHA棟は木造2階、敷地面積約422㎡、延床面積約198㎡で、企画・運営はRGB代表取締役・八島智史さんが担当。カフェとイベントスペースで構成され、サステナブル活動拠点としてさまざまな体験を提供する。
開業記念のオープニングセレモニーでは、同社代表取締役社長・星野浩明さんが「今後は、渋谷駅南側に11月末竣工する『Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)』とともに、渋谷から代官山・恵比寿方面の新たなネットワーク軸を形成していく」とした。また、隈さん、八島さん、平野さんが登壇し、広域渋谷圏開発のテーマである「循環」、同施設のテーマの一つである「サステナブル」、フォレストゲート代官山がさまざまなステークホルダーとの縁を“結ぶ” 施設になることを祈念して緑色のリボンを結ぶ「リボンタイドセレモニー」を行った。
同社は、広域渋谷圏における取り組みとして「人と、はじめよう。」をコンセプトに「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」を展開しており、2024年度までに渋谷桜丘、原宿・神宮前、代官山、代々木公園エリアで4つのプロジェクトが開業。広域渋谷圏におけるエリアを連携させ、長期的な視点のもと、まちの魅力を高めるとしている。
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