国土交通省と環境省はこのほど、優れた脱炭素型の都市の開発事業を表彰し、脱炭素型の都市づくりを促進することを狙い、「脱炭素都市づくり大賞」を創設した。10月13日から対象事業の募集を開始した。優れた取り組みに対して、国交大臣表彰、環境大臣表彰などが贈られる。
対象とする事業は、▽応募区域で電力消費に伴うCO2排出実質ゼロを実現、または2030年度までに達成する計画▽省エネやエネルギーの効率的な利用で相当規模の脱炭素効果が見込めるなど優れた脱炭素型の都市開発――などが要件。
このうち、国交大臣表彰は、良質な都市の緑地を創出・維持し、かつ、熱利用を含む質の高いエネルギー面的利用やデジタル活用を行う等、特に優れたまちづくりGX等を行っている事業が対象(1件)。
また、環境大臣表彰は、デコ活の推進に資する取り組みや、資源循環に資する取り組みなど、特に優れた脱炭素・資源循環・ネイチャーポジティブの取り組みを行う事業が対象(1件)。
その他、受賞対象にならない優れた取り組みや特徴的な取り組みには特別賞が贈られる。
応募対象者は開発事業の主たる事業主で、設計者・施工者・地方公共団体等と共同申請も可能。募集期間は11月28日まで。来年2月頃に東京都内で表彰式を開催する。
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