竹中工務店(大阪市)は10月19日、製造過程での二酸化炭素(CO2)排出量を通常よりも8割以上削減したコンクリートを開発したと発表した。鹿島建設やデンカとの共同事業で、環境負荷の低いセメントを活用するとともに、コンクリート内部にCO2を固定・吸収する技術を組み合わせた。2025年大阪・関西万博の会場で、仮設の催事施設の基礎部分に初めて導入する。
今後、長期的な強度や耐久性の調査を進めた上で、実際の建築物への適用を進める方針。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金採択事業として実施している。
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