JR中央線コミュニティデザイン(東京都小金井市)は、国立駅南口にJR東日本グループ初の木造商業ビル「nonowa国立SOUTH」を建築している。2024年春に開業予定。
「nonowa国立」は、同社が運営する商業施設で、2015年4月にEAST、2016年4月にWESTがオープン。「Comfortable Living ~居心地のよい、街のリビング~」をコンセプトに営業している。今回開業するSOUTHでは、「ソーシャルグッドリビング」をテーマに、上質でゆとりあるライフスタイルを提案するショップなどが出店予定。ウェルビーイングな視点で心と身体を整え、顧客の暮らしを「子育て」や「食」「健康」などの面でサポートしていく。
同施設は木造(一部鉄骨造)4階建てで、共用部の環境デザインには、国立市で活動する家具・プロダクトデザイナーの小泉誠さんを起用。「サステナブル」「ソーシャルグッド」をキーワードに、伐採した桜の木やリサイクル材のレンガ調タイル、再生繊維を使ったバナーサインなど、環境に配慮した素材を採用した。同氏のこれまでの制作活動の知見を生かしながら、構造木とも調和のとれた温もりのある空間を演出する。
「nonowa」では、CO2排出量削減に向けた取り組みの一環として、10月から風力発電由来の電力を導入。「nonowa国立SOUTH」では全ての使用電力を再生可能エネルギーで賄い、電力使用によるCO2排出量を「実質ゼロ」にする。
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