住友グループは、2025年に大阪で開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)に、「住友館」を出展、森や自然をテーマに、同グループがこれまで培ってきた英知や技術、人材を集結させ、総合力で社会課題に挑む。
展示では、「UNKNOWN FOREST 誰も知らない、いのちの物語」と題して、森が持つ価値や学びに触れる体験を提供。また、来場者が参加できる「植林体験」も実施する。森や自然と向き合い、未来へ想いを馳せる大切さを感じ続けるきっかけをこのパビリオンで提供したいとする。
「住友館」の建築デザインは、同グループの発展の礎である四国”別子の嶺”から着想を得て、山々が連続するシルエットを表現。建設にあたっては、同グループが保有する“住友の森”の木を全面的に活用する。「1本1本のいのちを大切にしたい」という想いから、木材の加工方法に関しても検討と議論を重ね、合板を用いることで木々を余すことなく利用することとした。木材を薄く桂剥きにすることで合板へと加工し、さらに桂剥き後に残った芯も、ベンチなどに姿を変えて設置する。
■関連記事
坂茂氏設計の万博パビリオン発表 主構造に竹・紙など
【Q&A】間に合う?海外パビリオン 開幕まで1年半、建設に遅れ
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。