ベトナムの建設大手コテッコンは新たな子会社を設立し、海外市場への初進出を計画している。ベトナム・インベストメント・レビュー紙(電子版)が13日報じた。
コテコンズは6日、海外市場で建設関連の活動を行うための新しい子会社を設立する取締役会の決議を発表した。子会社「コテコンズ・コンストラクションズ」は建設サービスに注力し、投資資金は全額自己資金で賄い、借入金は使用しない。決議には、正確な投資額や対象国は明記されていない。6月30日現在、コテコンズは二つの直接子会社と五つの関連会社を運営しているが、いずれも海外にはない。
同社のクリス・セネキ(Senekki)副最高経営責任者(CEO)がこの国際進出を主導するとともに、ベトナムにおけるコテコンズの外国投資事業展開もサポートする。
コテコンズは他に、国内のビンズオン省で住宅プロジェクト「ザ・エメラルド68」の開発で地元企業のレフォンとパートナーシップを結んだ。同プロジェクトはコテコンズとして初の不動産開発事業になると見込まれ、約8000平方メートルの敷地に39階建てを2棟建設し、1~3ベッドルームの住宅約800戸が提供される見通し。場所は、ホーチミン市から約1キロで、トゥードゥック市に隣接するビンズオン通りの一等地に位置する。2026年の引き渡しを予定している。
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