国土交通省は10月11日、2023年8月の「建設工事受注動態統計調査報告」を公表した。8月の受注高は、前年同月比10.5%減の8兆7701億円で、5カ月連続で減少した。うち元請受注高は、同8.3%減の5兆7486億円で6か月連続の減少。下請受注高は、同14.3%減の3兆215億円で4か月連続で減少した。
元請受注高のうち公共機関からの受注高は、同3.6%増の1兆8648億円で4カ月連続の増加、民間等からの受注高は、同13.1%減の3兆8838億円で6カ月連続の減少となった。工事種類別では、土木工事は同5.8%減の1兆6371億円で3か月連続の減少、建築設備工事を含む建築工事は同9.9%減の3兆2188億円で5か月連続の減少。
民間等からの受注工事のうち、建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)の受注工事額は、同10.4%減の8988億円で3か月連続の減少となった。発注者別・工事種類別にみると、受注工事額が多いのは、製造業の「工場・発電所」2192億円、不動産業の「住宅」1834億円、不動産業の「事務所」714億円だった。
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