信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、大成ハウジング(栃木県佐野市)が9月11日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、破産申請の準備に入ったことがわかった。負債総額は約7000万円。
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設立は2002年。地元佐野市周辺を営業エリアに、一般住宅の新築工事、リフォーム工事などを請け負っていた。設計と建築監理が中心で、施工は外注というスタイルで年商規模も最盛期で5000万円程度と小規模だった。コロナ禍以降は受注不振にあえいでいた。資金不足を金融負債で賄う運営が続き、厳しい資金繰りが続くなか、今年9月に代表が死去。経営を代表一人で賄っていたため、事業の存続は困難と判断し、今回の措置となった。
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